*浴室


何もない浴室で愛撫され
許されない幻の中に溺れた
笑顔が痛くて血を啜った


透明な膿の不味さときたら
ずっとずっと見えない未来のよう


僕がこの閑散とした風景に溶けて
君がこの凄惨で恍惚な裸体を晒しても


それはさて、
この浴室で一様に青白くてまるで・・・


消しゴムみたいな柔らかい嘘を
暖かい湯船に浸して
今までをなかったことにしてしまおう


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